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わたしの心に衝撃をあたえてくれた一冊。
良くも悪くもこの本に影響され、生きる上でのバイブル的な位置づけとなっています。
「全力で逃げてしまえ。」
のフレーズがとても力強く、著者である家入一真さんにしか言えない言葉だと感じます。
そして、わたしも思います。
逃げ出したっていいじゃないか、人間だもの。
全力で逃げてしまうという選択肢
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世の中は不条理なことが多いです。
大抵の場合、自分の思い通りの人生にはなりません。
ふとしたきっかけで学校でいじめられるようになったり、
就活に失敗して希望の会社に就職できなかったり、
会社では、時間に拘束、残業、決まり切った仕事内容だったり、、、
「本当に、自分はこんな人生を望んでたんだろうか?」
学校へ行くのが当たり前、サラリーマンになるのが当たり前という世間一般の”常識”があります。
その常識からそれた人は、落ちこぼれというレッテルを貼られます。
遂には、もうダメだと自分を否定して、心を病んで自殺を考える人もいます。
家入さんは言います。
そこまでして常識とは大事なのかと。
常識なんてものは、前に生まれた人が勝手に作ったもので、気にくわなかったら自分で作ればいい、と。
そして、常識なんかに縛られて心を病んで自殺を考えるくらいなら、その常識から「全力で逃げてしまえ」と。
逃げた先に見えるものがある
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家入さん自身が逃げ続けた人生でした。
不登校、引きこもり、大学受験に2年連続行かず、会社を1年も経たず退社、という世間一般の常識からしたら落ちこぼれです。
こんな逃げ続けた人生でも、社長になってJASDAQに最年少で上場しました。
なんで、こうなれたか。
家入さんの場合は、家から出たくない、けど最低限のお金は必要ということで、レンタルサーバーの会社を1人で立ち上げます。
”ロリポップ”という名前で、今でも絶大な人気を誇っているレンタルサーバーです。
これは、引きこもり時代に没頭したプログラムの知識が活きたものです。
結果的に、逃げだした先で没頭したプログラムの知識が役に立っています。
人生に無駄なものなどないと家入氏は言います。
取り組んでみたいことがあるなら、全力で取り組んでみるのも悪くありません。
家入さんの言葉で言うと、
「逃げて、逃げて、心が向かうものに没頭して、いつか見返せ」
です。
逃げても何とかなる
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わたしがサラリーマンから逃げて1か月が経過しようとしています。
アフィリエイト中心に生活していますが、正直なところ”逃げても何とかなる”が感想です。
自分がやりたいようにやれば良いと思います。
学校や会社に行くのがイヤでイヤで仕方ない人、ちょっとした周りの迷惑は一旦どっかに放り投げておいて、逃げ出しちゃいましょう。
そんなことで、体を壊したり自分の命を断つのはバカげています。
今の環境がすべてではなく、逃げてもいいんだと思えれば、心がスッと軽くなりませんか。
わたしは心が病んでいたサラリーマン時代より、月収が3分1くらいになりましたが今の方が幸せに感じています。
もちろん今の収入のままではいられないので、アフィリエイトなどの活動をがんばっているわけですが、そのがんばりは全然”苦”じゃないです。
「イヤだから逃げる」は何とも後ろめたい言葉で、現代では”ゆとり”というレッテルを貼られそうですが、
- 自分の保身のため
- 自分の未来のため
と考えれば、わたしはいいんじゃないかと思います。
自分の人生は他でもない自分のためのもので、その人生の1つの選択して”全力で逃げる”があってもいいんじゃないでしょうか。