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人間が最も自分自信を縛りつけているものって思考じゃないかなと思います。
恋人に振られた時に悲しいのも思考があるから。
なにもしたくないなって思うのも思考があるから。
仕事辞めたいって考えるのも思考があるから。
人は何を決めるにしても考えています。
それは、生まれてから死ぬまで一日たりとも欠かさずに続きます。
今日の服は何にしようかな。
今日の夜ごはん何にしようかな。
明日は何時に起きようかな。
ということはですよ。
人は生きていく上で、思考とは切っても切れない関係にあるわけです。
行動を取るも取らないも思考次第。
落ち込むも落ち込まないも思考次第。
1時間の時間を有意義に使うか、無意義に使うかも思考次第。
思考のありかたによって、その1時間の使い方が変わってくるし、
1日の充実も変わってきます。
そして、1日の積み重ねが人生ですので、
大きく言えば、人生の良し悪しも決まるといっても過言ではありません。
長友選手はそのことを良く知っています。
上昇思考は、色んな経験をして誰よりも自分の思考と向き合ってきた長友選手だから書ける本だと思います。
上昇思考を見ているとつまらないことでウジウジしている自分が恥ずかしくなります。
いつでも上を向く
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長友選手と言えば、おかしいくらいのポジティブさでしょう。
もちろん長友選手にも落ち込むことやクヨクヨすることはあります。
けど、そんなときでも上を向きます。
これは比喩じゃなくて、本当に上を向くんだそうです。
上を向いて青空を見ると、自然とネガティブな思考にはならなくなるといいます。
人はショックなことが起きると、うつむいたり、顔を手で覆ったりしますよね。
それと逆の行動を取ることで、ネガティブな思考が消えるのかもしれません。
私も心が落ち込んでいる時は、外に出て、ネガティブな気持ちがなくなるまで空を眺めます。
実際にやってみると、ホントに効果があって驚きますよ。
自分が選択した道を正解にする
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まさに逆転の発想ですよね。
私なんかは物事を決めるときは、どちらの方が失敗しないかを考えて決めています。
そんなんだから時間がかかったり、失敗した時に違う方を選んでおけばと後悔するのです。
長友選手は違います。
その選択が正解かどうかではなく、その選択を正解にしていくんです。
私の場合は、選択した道に間違いがって自分は悪くないような思考の仕方です。
後になって後悔するのは、そういう風に考えているということですね。
一方長友選手は、選択も含めて全部が自分の責任といった思考の仕方です。
なので自分で選んで歩く道を正解にしていくという思考になるのです。
こういう考え方ができるので、長友選手には失敗という概念がありません。
例えば、試合で決勝点につながるような大きなミスをした場合でも、自分が成長するための試練。
監督が変わるたびにベンチに追いやられても、自分が成長するための試練。
大きな怪我をしても、自分が成長するための試練。
となるのです。
長友選手にとって、自分が選択した道で起きる様々な悪いことは、全部試練となるのです。
その試練を乗り越えることで自分も成長できるし、正解に近づけるわけです。
私だったら挫折してしまいそうなことでも、前を向いて行動できるのは、
自分が選んだ道を正解にしていくという思考が持てているからしょう。
感謝の気持ちを忘れない
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長友選手の原動力として大きなウエイトを占めているのが、感謝の気持ちでしょう。
いわゆる一流と呼ばれる選手たちは、みんな感謝の気持ちをもってプレーしてます。
誰しもが、自分一人の力だけで、今の場所に入れるわけではありません。
家族、学校の先生、部活の顧問、仲間、友達、恋人など、ありとあらゆる人が関わってくれたおかげで今の自分があるのです。
長友選手は言います。
「多くの人に支えられたおかげで、ここまでくることができている。その人たちに恩返しできることは何かといつも考えている。今の自分にできる最大の恩返しは、期待を裏切らず、人間としてもサッカー選手としても成長していくことだ。そう考えれば、努力を惜しむことなんてできないし、ネガティブになっている姿も見せられない。」
感謝の気持ちが行動の原動力になることは間違いないです。
私も自分のネガティブに負けそうになった時は、自分に関わってくれた人たちを思い出すようにしています。
親や先生が自分のためにしてくれた努力に比べれたら自分の努力なんて微々たるものだと気付かされます。
自分の思考を見つめ直そう!
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こういうメンタル系の本を読んだ直後はドっとアドレナリンが上がって「よし!やったるぞ!」という気持ちになりますが、2,3日経つとどうでしょう?
やっぱり長友選手が特別だったんだと思うようになる人もいるかもしれません。
実際に私はそういう経験が何度もあります・・・。
人の思考というのは、急に変えようとしても変えられるものでもないと思います。
生きてきた年数分だけの思考が積み重なっているわけですから、本を一冊読んだだけで簡単に変わる思考だったら、逆に今までの数十年は何だったんだということになりますよね。
思考を変えるのは徐々にで良いんです。
長友選手の考え方で良いなと思った所は、徐々に吸収していく。
何か失敗して落ち込んだ時に、「長友選手ならどう考えるだろう?」とか「今ネガティブなこと考えてるな。」とかそんな程度で良いと思います。
まずは、自分の思考と向き合うことが大切です。
長友選手も言っています。
「誰でも弱い部分を持っている。それは当たり前のことで、その弱さと向き合うことが強くなる一番の近道じゃないかな。」と。
上昇思考は自分の思考を考える良いキッカケになるんじゃないでしょうか。