一人で畑を回すようになって1年以上が経過して、
振り返ると、1反の露地で合計で30種類ほどの野菜を栽培していました。
計画表とかも立ててなかったので、とにかく畑が空かないようにだけ考えて1年間通してきた訳ですが、収益を見てみると中々リアルな数字が出たなと思ったり笑
1人で多品目の野菜を1年通して売った場合にいくらくらいの収益になるのか、これから農業に参入したい!と思っている方に向けて生の声を届けます!
作った野菜
先ほども言った通り、キッチリした作付け計画はしてません。
しかし、季節ごとにメインとなる野菜はある程度決めてました。この辺はガッツリ作って確実にお金にしようみたいな感じで。
その他は、自分が思いつくままに作りたいと思った野菜をやっていましたね。
どっちの野菜作るのも楽しかったです。
以下が1年間で実際に作った野菜たち。
メイン
きゅうり、なす、長なす、トマト、ピーマン、ズッキーニ、トウモロコシ、じゃがいも、エダマメ、空芯菜、ほうれん草、小松菜、大根、人参、カブ
サブ
スイスチャード、白菜、サニーレタス、キャベツ、芽キャベツ、スティックセニョール、ブロッコリー、カリフラワー、ロマネスコ、菜の花、ツルムラサキ、モロヘイヤ、大葉
収益推移
ざっくりと1年間の推移を。
1月に始めて、始めたといっても種まく所からなので、収穫もなければ収入もあるわけではなく、しばらくは0円です。
最初の収穫はジャガイモでしたね。
表のとおり、5月ごろから出荷できるようになりました。
その後、エダマメなどが続き、7月、8月と夏の果菜類フィーバーに突入していく感じです。
何だかんだ野菜の切れ目がないように意識して作付けしてたので、収穫できるようになってからは安定して10万以上は売り上げがあるように見えます。
総売り上げで言うと、130万くらい。
手取りで言うと、100万くらい。
1反の農家の水準で言うと悪くないですが、良くもない。
働いているときは、「もっと行くだろう」と思いながらやってますが、実際に数字にすると落胆しますね。
簡潔に言うと仕事の量に見合った金額ではないということです。
売り先はスーパーとレストラン
売り先はレストランとスーパーに卸していました。
どちらも価格を自分で決めれるので、そこが良かったですね。
おそらく市場だったら、この額の10分の1も行けばよい方だと思います。(野菜の品質も市場に出せるほど良くないし。)
そもそも小さい面積の農家が市場に出荷するメリットが1つも考えられないです。
自分で価格が決めれて初めて計画が立てれるようになると個人的には思います。(とはいっても計画立ててなかったですが・・・。)
よく言われる1反100万

他の農家さんと話していると良く耳にしていた、1反で100万という数字。
自分の実体験と照らし合わせても、あながち間違った数字ではないと思います。
実際に100万でしたから。
1月から4月くらいまで空いてますが、どうせ収穫できる時期ではないので、カウントしなくてもいいくらいだと思います。
ということで、多品目の野菜を扱うつもりの方は、1反で100万を目安にしてみてください。
面積を増やせば、売り上げも増える?
1反で100万ですから、2反で200万。
簡単な計算ですよね。
と思ったそこのあなた!
そんな単純な話ではありません。
わたしは割とフル活動で1反の畑を維持していました。
畑の面積が2反になったところで、最初の1反のときと同じように維持することは無理です。
作付けを見直したり、できるだけ手がかからないような野菜を増やすなど、改善することがいっぱい出てきます。
面積の増え方によっては人を雇うといったことも。
というこで、あくまで目安として1反100万で計算するのはいいですが、
自分がやれることと計算して面積と年収を決めていくといいでしょう。
まとめ
- 多品目野菜の農家の収益は1反100万が目安
- 畑の面積が増えた場合は、最初の1反の作付けをそのままコピーするのではなく、自分が管理が行き届くように作付けを変更が必要かも