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伊坂幸太郎が原作となって描かれた漫画を集めました。小説から漫画って個人的にはあまり好きではないのですが、今回紹介する作品の中にはめちゃくちゃ好きな作品があるので期待しておいていください!
その作品は辛口の人が多い2chの漫画スレでも評価が高くて、伊坂さんの原作も素晴らしいのですが、それ以上に漫画家さんの力量がスゴイいですね。
それでは、伊坂幸太郎原作の作品一覧からわたしのおすすめ漫画を順に紹介してきます!
伊坂幸太郎が原作の漫画の一覧表
伊坂幸太郎が原作の漫画を1巻が発売された時期で時系列に並べました。数にしては6作品ですね。その内、大須賀めぐみさんが2作品を占めてます。
タイトル | 作者 | 巻数 | 発売日 |
---|---|---|---|
陽気なギャングが地球を回す![]() ![]() |
耕野裕子 | 1巻 | 2006/4/27 |
魔王 JUVENILE REMIX![]() ![]() |
大須賀めぐみ | 10巻 | 2007/11/16 |
グラスホッパー![]() ![]() |
井田 ヒロト | 3巻 | 2008/10/4 |
オーデュボンの祈り![]() ![]() |
木村 哲也 | 2巻 | 2009/7/9 |
SARU![]() ![]() |
五十嵐 大介 | 2巻 | 2010/2/25 |
Waltz![]() ![]() |
大須賀めぐみ | 6巻 | 2010/3/12 |
おすすめ順に並び替え!
伊坂幸太郎原作の漫画をわたしのおすすめ順に紹介します!
魔王
伊坂幸太郎が原作とか関係なしにこの大須賀めぐみさんの作品は素晴らしい!
コマ割りや絵の感じ、セリフ回しなど、読んでいてめちゃくちゃ引きこまれます。巻数も10巻と少なくあっという間に読み終えちゃいますね。
魔王のストーリーをベースにグラスホッパーのキャラクターも登場するといった感じの話です。オリジナルに忠実というよりは大須賀めぐみのアレンジが結構効いています。
基本的に原作から逸れる作品は好きではないですが、大須賀さんの作るストーリーやキャラクターが素晴らしすぎて読めば読むほど引きこまれていきました。
この作品で登場する蝉という殺し屋がとてもキュートで可愛くて(ツンデレ)で人気を博したキャラクターがスピンオフ作品として更に派生していきます。
伊坂幸太郎が好きで大須賀めぐみさんに出会ったのですが、今では大須賀めぐみさんの大ファンでもあります。
Waltz
さて、大須賀めぐみの魅力に取り憑かれたわたしが2番目に選ぶのは当然、同じ作者が描いた「Waltz」です。
先ほどチラっと言いましたが、前作の魔王に登場する蝉という殺し屋が主人公となったスピンオフ作品になります。
小柄な体型ながらナイフを使って何十人も相手にして殺しまくる残忍な殺し屋なのですが、性根のところは子供っぽいけど素直じゃなくて、まぁいわゆるツンデレってやつですね。
結構ホモっぽい描写もあったりするのですが、その辺好きな女子にはたまらないかもしれません。わたしはホモの描写はあまり好きではありませんでしたが笑
魔王のスピンオフなので、魔王を先に読んでみて蝉について「もっと知りたい!」と思ったら読んでみるといいでしょう。たぶん魔王を読んでしまったら、Waltzも読みたくなると思います。
SARU
絵が特徴的な五十嵐さんの作品。
原作となっている「SOSの猿」については、「伊坂幸太郎「SOSの猿」の感想。思った以上に面白かった!「因果関係はどこまで遡れるの?」」に感想を書いているので読んで欲しいのですが、ざっくり説明すると、
孫悟空と悪魔祓いが出てくるファンタジー要素が強いなんとも奇怪なお話です。「因果関係はどこまで遡れるの?」がテーマとなっていて、ちょっと小難しかったり取っつきにくいところがあるので賛否は分かれるのですがわたしは大好きでした。
五十嵐さんの作品は初めて読みましたが、画力が凄くてめちゃくちゃ引きこまれました。なんというかホラーちっくな絵と言いますか、結構怖かったりします。
原作を読んでいようが読んでいまいが関係なく楽しめる作品だと思いますので、気になる方はぜひ!
まとめ
伊坂幸太郎が原作の漫画を紹介しました!
個人的には大須賀さんが断トツで好きで、次点で五十嵐さんといった感じです。伊坂幸太郎の派生漫画を読んでみたいなという方は、まずは大須賀さんの魔王がいいと思います。