ミノキシジルは一般的には生え際には効果がないとされています。正確に言うと効果がないと言っている人が多いといった感じでしょうか。
わたしの実感としては、ミノキシジルも生え際に効果があります。ただし頭頂部に比べると弱めと言った感じですかね。
では生える人と生えない人の違いはなんでしょうか?
生え際を生やすにはどうしたらいいのか?
AGAの進行やスピードはどう関連してくるの?
こういったところを自分の体験を交えながら紹介していきます
目次
生えるスピード VS 抜けるスピード
薄毛というのは、毛が成長しきるよりも先に抜けてしまう毛が多いためにどんどん薄くなっていく現象のことを言います。で、若いうちから抜けるペースが早くなっている人は、だいたいがAGAです。
- AGAは成長しきる前の髪の毛を抜く症状
- 一方のミノキシジルは髪の毛を生み出す薬
です。
AGAの作用とミノキシジルの作用を並べると、頭のいい人ならピンと来るかもしれません。
ミノキシジルはAGAの根本的な解決策ではなく、ただ単に髪の毛を生み出すだけの薬です。
AGAは治っていないわけですから、ミノキシジルによって新しく生まれた毛もAGAの力によって、成長しきる前に抜け落ちてしまう可能性が高いです。
特に、前髪の生え際といったAGAにめちゃくちゃ影響を受ける毛については、ミノキシジルで産毛が生えたその瞬間から抜け落ちるといったこともあります。
管理人の体感として、ミノキシジルの髪の毛を生やす効果は本物ですが、せっかく生えた毛も成長する前に抜けてしまっては意味がありませんよね。。
↓【写真】実際にミノキシジルで発毛しました↓
Before
After
AGAですぐ抜ける
写真を見てもらったとおり、服用していれば産毛くらいはすぐに確認できます。問題はその後。生えた毛をちゃんと太くたくましく育てられるかどうかは、AGAの進行具合によるのです。
AGAがある程度進行している人であれば、ミノキシジルで生えた毛もすぐに抜けてしまうために、効果がないように錯覚してしまう可能性が高いということですね。
毛細血管が少ない
人間の体の構造上の理由ですが、他の髪の毛の部位に比べると生え際は毛細血管が少ないです。
ミノキシジルは主には血管を拡張して毛母細胞を活性化させることで髪の毛を生み出しています。
栄養や成分は全部血管を通して体中に行き渡りますから、そもそもの人の構造上の理由として、生え際は禿げやすい部分ということを覚えておくといいかもしれません。
抜け毛はプロペシアで止める!
ミノキシジルを知っている人であれば、間違いなくプロペシアはご存知でしょう。
先程、ミノキシジルはAGAを根本的に止める薬ではないとお話しました。そのAGAの進行を食い止める薬がプロペシアです。
現代の医学で最強とされているのが、プロペシアとミノキシジルの併用。
要するに、
- プロペシアで抜け毛を止めつつ、
- ミノキシジルで新たに髪の毛を生やす
という2段構えの方法ですね。
ミノキシジルでも髪の毛は生えてきます。しかしAGAによって抜けます。
そこにプロペシアをプラスすることで、
髪の毛が抜けずに生え続ける!
といった理想的な頭皮を作ることができるのです。
どちらか一方でも止めると禿げる
薄毛治療って基本的な薬代だけで毎月結構な出費になります。
例えば、プロペシアとミノキシジルを服用している人であれば、
- プロペシア・・・8,000円
- ミノキシジル・・・8,000円
およそ16,000円/月ですね。
で、ある時思ったんですね。今まで両方使ってきたけど、どちらか片方だけでも効果があるならどっちか削っちゃおう、と。
参考:画像あり】プロペシア&ミノキシジルの服用をやめるとリバウンドするので一生続ける「覚悟」が必要です。。
結論から言うと、どっちを削ってもハゲ始めます。プロペシアだけでも禿げるし、ミノキシジルだけでも禿げます。両方使わないと禿げるようなAGAの進行具合だったということでしょうね。
薄毛治療をする際は、薬代はある程度覚悟しておいたほうがいいですよ笑
ミノキシジル単体でも効果のある人
まるでミノキシジルだけでは効果がないような書き方をしてきましたが、そんなことはありません。あくまでAGAの人は効果があまりないかもというお話です。
ミノキシジルだけでも効果がでるタイプの人を紹介します。簡単にいえば薄毛の原因がAGAじゃない人全員なのですが、もう少しわかりやすくわけで説明します。
女性の薄毛
最近は女性でも薄毛で悩む人が増えてきました。薄毛の原因でも、男女ともに禿げさせる神様を恨むばかりです。
男性の場合は、AGAという分かりやすい原因があり、プロペシアという医療用の治療薬があります。
しかし、女性には薄毛に関して具体的な要因はなく、だから専用の治療薬もありません。(※AGAは絶対に女性が服用したらダメな薬です。)
そこでミノキシジルの出番ですね。ミノキシジルは男性ホルモンなどに作用する薬ではなく、髪の毛を生やす毛母細胞に直接作用する薬です。
男性、女性と関係なく(含有量には差があります)使用できる唯一の薄毛治療薬といっても過言ではない薄毛治療薬です。
正直、薄毛で悩む女性はミノキシジル一択だと思います。
AGAがそんなに進行していない男性
AGAが進行すると、特に生え際なんかは、1cmにも成長しない段階で抜けるなんてこともあります。汗ばんだ額(生え際)をこすって付着した産毛?に何度涙したことか・・・笑
こんな風に、AGAが進行している人だと毛が抜けるスピードが早すぎるため、いくらミノキシジルで毛を生やそうが間に合いません。
しかし、AGAがそんなに進行していない人で、髪の毛もある程度成長してから抜けるという人に関しては、ミノキシジルだけで十分だと思います。
いやむしろプロペシアだけで十分かもしれません。その辺は薄毛治療の先生と相談してみてください。
まあ個人的な意見としては、薄毛で悩んでいる時点でAGAが進行しまくっているので、両方服用したほうが無難です。
薄毛の原因がAGAでない
薄毛の原因がAGAではない場合は、ミノキシジルだけで十分ですね。十分というか、AGAじゃない訳ですからプロペシアが効くわけがなく、選択肢がミノキシジルだけになるといった感じです。
AGA以外の薄毛の原因って具体的に何かというと、
- ストレス過多
- 睡眠不足
- 栄養不足
- 運動不足
- 老化
といったところでしょうかね。
老化は別にしても、その他の睡眠不足とか食生活といったところは、ミノキシジルに頼るというよりはまずその原因自体を排除していった方がいいですね。
もちろんミノキシジルでも効果はでると思います・・・。
切り分けることが大事
ミノキシジルは、プロペシアのように特定の症状に対して作用する薬ではありません。
イメージとしては育毛剤の薬版って感じですね。それもかなり強力な育毛剤。薬ですから薬剤師からの処方、もしくは医師の診断が必要です。
何度も言いますが、ミノキシジルは単純に髪の毛を生やす薬です。だから男性にも女性にも効果があるわけですね。
ミノキシジルに効果がないと思っている人は、産毛すら生えてきていないかどうかを確認すべきです。うっすらとでも生えて生きているのであればミノキシジル自体には効果があります。
ちゃんと太く長くなる前にAGAによって抜けている可能性が高いので、併せてプロペシアの服用したらいいでしょうという話です。
大事なのは切り分けることです。頭ごなしにミノキシジルは生え際に効果がないんだというよりも前に、AGAの進行によって抜けていないかどうか。
AGAが原因であるのであれば、プロペシアを服用すればおそらく効果がでます。
個人的には、AGAの人は最初からプロペシアとミノキシジルの2種類飲んで効果を見たほうがいいですね。わたしは色々試して、プロペシアとミノキシジルの併用で生え際も回復しました。
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